創立十周年記念『有隣社書展』

祝賀懇親会
(東京・新宿 グランドヒル市ヶ谷)


主催者挨拶

祝辞




     書道研究有隣社創立十周年祝賀会 主催者挨拶

 創立十周年記念有隣社書展の開催の主催者として、ご挨拶申し上げます。
 ご来賓の、新座書道に親しむ会の顧問として御指導を頂いております石下正由様、有隣社土曜日教室にて書の御指導を頂いております酒井玉簫様には、ご多用の中ご来場頂き厚く御礼申し上げます。
 また、書聖会会長であられます佐川倩崖先生よりは、ご懇篤なるご祝辞を頂戴しましたこと厚く御礼申し上げます。くれぐれもご出席の皆様に宜しくお伝え下さいと、ご伝言頂いております。
 はじめに去る十一月三日より二十一日まで練馬区北町のアートサロン・ダイエイにおきまして開催致しました有隣社書展につきましてご報告を申し上げます。
 第Ⅰ期展としまして、有隣社書展を開催しました。酒井玉簫先生より玉作を賛助出品頂き、出品作品は五十七点を展示しました。五日間に二百五十名のお客様にご来場頂きました。
 第Ⅱ期展としまして、中国書(元・明・清)名品複製資料展を開催しました。元・明・清を代表する書家作品十八点・参考品一点を展示しました。五日間に百名のお客様にご来場頂きました。
 第Ⅲ期展としまして、わたくし遠藤昌弘書展を開催しました。漢字作品に篆刻・仮名・墨画を加えまして、十九点を展示しました。五日間に百六十名のお客様にご来場頂きました。
 有隣社書展の期間中、十五日間に五百十余名のお客様をお迎えすることができましたこと、ここにご報告を申し上げます。
 さて、今回の展覧会の最も中心の企画である有隣社書展には、会員・出品者の皆様より五十七点の作品をお出し頂き立派な展示ができましたことは、主催者としまして最も慶びとする処でございます。会場での展示作品には、おおくのお誉めの言葉を頂戴しましたことをあわせてお伝え申し上げます。
 また、会員・出品者の皆様よりご案内頂き、さらに会員・出品者以外の個人様・団体様にも多くのご推薦・ご案内を頂きました。おかげ様にて、五百十余名のお客様をお迎えしましたこと、こうしてその成果をご報告することができますのは、ひとえに、ここにお集まりのお一人様お一人様のお力添えのお影でございます。重ねて重ねて厚く御礼申し上げます。
 本日は、粗餐小宴ではございますがお時間の許す限り、お集まり頂きました皆様の親睦の集いとなりますよう、お楽しみ頂ければと存じます。
 最後になりましたが、今後とも有隣社の活動にご理解とご協力を頂き、有隣社が書の活動のよりよき場面となりますよう、また書を通して会員のみなさまがご成長ご発展をとげられ、こころ豊かな人生となりますよう念じて止みません。
 これをもちまして有隣社書展ならびに創立十周年祝賀会の主催者挨拶といたします。有り難うございました。

                              社主 遠 藤 昌 弘


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     書道研究有隣社創立十周年祝賀会 祝辞

 有隣社書展のご開催ならびに創立十周年を祝し、お祝申し上げます。
 先日十一月十二日有隣社書展、第Ⅱ期展を拝見して参りました。中国の元・明・清の名品を鑑賞したところでございます。こうした名品の鑑賞は、書を学ぶうえで非常に大切なものでありまして、さぞや皆様の目を養ったことと思います。またこうした展示は、創立十周年にまことにふさわしい企画となったことと思います。
 その折、遠藤さんより第Ⅰ期展の入場者が二百五十名を数えたことを伺いました。五日間という短期間におおくの参観者を迎えられましたことは、まことにご成功ご盛会と申せましょう。
 さて、遠藤さんより前々から祝賀会へのお誘いを受けて楽しみしておりましたが、成瀬映山先生をお迎えしての書聖展の審査会と日がかさなってしまい、どうしても出席をすることが出来なくなりました。書聖展は、毎年十二月上野の森美術館において書聖会が主催する展覧会でございます。わが書聖会におきましては、一年中を通して最大の行事でございまして、この審査会は、出品作品の入賞入選を決定するもっとも重要ものです。なにとぞこうした事情をご賢察いただき、やむなく欠席となりましたことお許しいただきますようお願い申し上げます。
 最後になりましたが、遠藤先生のご活躍と有隣社のご発展をお祈りし、そしてますます書のご精進ご研鑽をつまれ、書をとおして会員の皆様一人一人が人生を心豊かにされますよう願っております。今回は皆様とお会いしますこと叶いませんでしたが、毎月の『書聖』誌上におきまして、また読売展・謙慎展におきまして有隣社の皆様の立派な書作を拝見できますこと楽しみにしております。
 有隣社書展ならびに創立十周年祝賀会のご盛会ご成功を祝し、祝辞といたします。お目出とうございました。

          書道研究書聖会会長 佐 川 倩 崖 (さがわ せんがい)


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